シビックテックミーティングカナザワ2023レポート
こんにちは!
市民協働推進課のよしもとです。
先日お知らせしたイベント
「シビックテックミーティングカナザワ2023」が、
11月18日、金沢未来のまち創造館にて開催されました!
「シビックテックミーティング」に名称を改め、
初の開催となりましたが、
いつも参加してくださる方から今回初めて参加してくださった方まで、
多くの方にご参加いただき、大変盛り上がりました。
本当にありがとうございました。
それでは早速、内容を振り返っていこうと思います!!
パート1:シビックテック入門
一般社団法人コード・フォー・カナザワの雄谷さんから、
シビックテックの概要説明や、
コード・フォー・カナザワの活動紹介がありました。
「シビックテック」とは、市民がテクノロジーを活用して、
地域が抱える課題を解決しようとする取り組み・考え方のことです。
そんな考え方を実践するべく、
コード・フォー・カナザワはさまざまなアプリを作ってきました。
飲食店のテイクアウトやデリバリー情報をまとめた
「金沢テイクアウトマップ」、
候補者の政策がまとまった「石川選挙ナビ」などです。
いまや全国的に広く使われている、
どのゴミをいつ出せばよいか教えてくれるアプリ
「5374App(ゴミナシアップ)」も
コード・フォー・カナザワが最初に作ったアプリなんです!
聞いたことがある方もたくさんいると思います。
シビックテックには、「テック」という言葉が入っているから、
自分には関係ない・・・
アプリなんて作れない・・・
そう思っている方も多いと思います。
ですが、
「既存のサービスを使ってIT化してみた」
というのもシビックテックです。
そう、
「Googleフォームを使って忘年会の出欠を取った」
というのも、もちろんシビックテックです!
大事なことは、
身の回りの課題を自分のこととして考えること、
それを解決するため一歩踏み出してみることです。
パート2:ChatGPTで地域課題解決
アイパブリッシング株式会社の高木さんから、
生成AIの歴史や指示の出し方のコツなど、最初に講義がありました。
AIって1950年代からブームになっていたんですね・・・
初めて知りました。
参加者に実際にChatGPTを操作していただく時間も設けました。
自分のパソコンやスマートフォンで操作することでChatGPTを身近に感じ、便利さ・面白さを体験していただきました。
パート3:リアル「マッチ箱」で課題解決体験
コード・フォー・カナザワの福島さん、雄谷さん、おばたさんが
ファシリテーションを行い、地域課題解決マッチングボックス「マッチ箱」に実際に投稿されている課題から一つ選択し、
参加者全員でディスカッションを行いました。
まずは金沢市から、「マッチ箱」について説明を行いました。
選択された課題は、
「いつ除雪車が家の近くの道を除雪してくれるのか気になる」
という地域課題です。
北陸という地域柄、雪に悩まされた経験がある人も多いのではないでしょうか。
匿名で書き込みができるオンラインチャットツール「Slido」を利用した発言も交えながら、数多くのアイデア・意見が出されました。
フレンズ・オブ・フィグマ・イシカワの河西さん、道家さん、宮島さんにご協力いただき、Webデザインツール「Figma」を利用し、提案されたアイデアから実際にアプリを作成したときのイメージ図も全員で考えました。
課題とその解決案を可視化することで新しい考え方やアイデアも生まれ、
最新テクノロジーを活用した地域課題解決について、
全員で体験することができた1日になりました。
おわりに
シビックテックに初めて触れた方から、元々シビックテックに興味があった方まで、普段の生活・仕事では関わることがない方々と
ディスカッションを通じて交流することができ、
新たな視点を発見できたのではないかと思います。
新しいアプリを作ることだけがシビックテックではありません。
課題を見つけること、その課題を自分のこととして考えること、
自分のできる範囲でやってみることもシビックテックです。
今回のイベントのほかにも、様々なイベントを開催しています。
きっかけは何でも構いません。
一人でも多くの方がシビックテックに興味を持ってもらえればと思っています。