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DXで重要な部分はDではなくX

こんにちは! 
金沢市デジタル推進リーダー研修1期生の きたがわ です。

デジタルリーダー研修を始める前はDX(デジタルトランスフォーメーション)というと、デジタルの部分ばっかりに気を取られていました。

どんなツールを学ぶのだろう、プログラミングなどできない私に大丈夫なのだろうか・・・しかしいざ研修を進めているとデジタルツールを使わずに、考え方を学ぶ研修がありました。

そして、デジタルはあくまでツールであり
重要なことはマインドセットであるとわかってきました。

分析思考とサービスデザイン思考

私たち自治体職員が得意な考え方は分析思考です。
分析思考とは、既存にあるものを分析し、課題を見つけて解決すること。
それでダメなの?と感じる方もいらっしゃると思いますが、この考えでは既存のものにとらわれてしまっています。

デザイン思考とは、いまあるものにとらわれず、白紙で考え、本当に顧客が便利になるものはなにかと考えることです。

サービスデザイン思考とは、そのデザイン思考という概念を、ビジネスに落とし込んだものになります。

このサービスデザイン思考で考えることがDXのXであり、思考方法の変化こそが、デジタルリーダー研修で学んだ一番大切なことかなと思っています。

ペルソナの設定

そのサービスデザイン思考をするためには、ペルソナ(架空の人物)の設定が欠かせません。

例えば、ターゲットを
・20代女性
・石川県在住
・OL

とするより、

・金沢花子(仮名)
・25歳女性
・金沢市在住
・IT企業勤務

と、より具体的に想定することで、顧客のことを深く理解できます。

ペルソナを意識することで、とりあえず情報を投げとけばよし、ではなく、この情報を見たい人は誰なのか、どういう情報発信の方法がよいかなどがわかります。

ジャーニーマップの作成

ジャーニーマップとは、時系列でペルソナの行動を設定します。

ペルソナの行動をきっかけに、思考、感情、関係者などを可視化するというものです。

下の写真は実際に私のグループが壁に付箋を張り付けたものです。
これを作っていると、どんどんペルソナが具体化していき、どういう顧客をイメージすればいいかわかるようになってきます。

デジタルはあくまで手段


DXとはいいますが、デジタルは解決方法の一つにすぎません。大切なことは、現状維持ではなく、常に変化しつづけることです。
「実はいまのやり方ではイマイチとわかっているんだけど、変えるのがめんどくさいからこのままでいいや」と思ってそのまま仕事をしている方、いらっしゃいませんか?
それは立派なデジタルツールを利用しなくても、実はいますぐ行動すれば変えられることかもしれません。
特に自治体は変化を嫌う性質がありますので、そこを変化させていくことがデジタルリーダーの役目だと思っています!

今回は、デジタルツールに関する研修ではなく、上記のようなマインドセットを学ぶ研修の一部を紹介させていただきました。
次回は
筋トレ好き職員から本研修のまとめである「課題解決プロジェクト」についてお届けします。



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