金沢市のテレワークについて

こんにちは!

デジタル行政戦略課のふくいです。

今、テレワークが当たり前の時代になりました。
みなさんの中にも日頃からテレワークしている方が多いのではないでしょうか?

役所ってテレワークできるの?

できます。
金沢市でも、働き方改革及び新型コロナウイルス感染拡大時における対応のため、職員がテレワークができる環境を整備しています。


役所のテレワークってどんなことができるの?

自分が職場でふだん使っているパソコンを別のパソコンから遠隔操作するような感覚ですので、資料作成、メールや役所内での情報などのやりとり、財務事務などできることはたくさんあります。
また、Web会議形式で打ち合わせも行っています。

市民の個人情報は、職員の事務用パソコンとは別のネットワークで管理しています。そのため、個人情報にはアクセスできません。


金沢市のテレワークの仕組み

金沢市では、2種類のテレワークの仕組みがあります。
①専用端末を利用したテレワーク
②自宅の端末を利用したテレワーク(BYOD)

先ほど、職場のパソコンを遠隔操作する感覚だと言いましたが、職場のパソコンはインターネットと切り離されたネットワーク(LGWAN接続系ネットワーク)にいますので、そのままでは繋げることはできません。
また、「地方公共団体における情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」に沿ったセキュリティ対策を行う必要があります。
そこで、LGWAN接続系ネットワークに安全に接続するために、さまざまなデジタル技術を活用しています。

LGWANについては、システム管理係のはしもとさんが説明してくれていますのでこちらもご覧ください。


テレワークの方法とセキュリティ対策

①専用端末を利用したテレワーク
テレワーク用の専用端末から、職場のパソコンに接続します。
専用端末にSIMを内蔵し、閉域網で接続することでセキュリティを確保しています。
専用端末を50台用意していて、予約制で貸出を行っています。

②自宅の端末を利用したテレワーク(BYOD)
テレワークをさらに推進するため、自宅のパソコンを利用する、いわゆるBYODも導入しています。事前に申請と設定をしておけば、専用端末を借りにいかなくても、自宅のパソコンからテレワークができるようになっています。

職場のパソコンの画面を、自宅のパソコンに転送しています。画面転送なので、自宅のパソコンにはデータが残りません。
家のインターネット回線を利用して接続しますので、自宅のパソコンは、OSのバージョンを最新にしていることなど、金沢市のセキュリティ対策の基準をクリアした端末のみBYODに利用できるようにしています。
また、IDパスワードのほか、電子証明書や多要素認証により、不正なアクセスを防止し、職場のパソコンを強固なセキュリティで守っています。

導入しているBYODの一例です。

BYODは希望する職員にライセンスを配っており、すでに使えるライセンスの9割以上が使われています。
①②の仕組みを活用することによって、働き方の1つとしてテレワークが定着してきています。


実際にテレワークしてみて

わたしにとっては、通勤時間がなくなるのは大きなメリットでした。
わたしの場合は身だしなみを整えるのが人より時間がかかりますので、毎朝起きてから家を出るまでバタバタです。
テレワークだと通勤時間ゼロなのでその分余裕が生まれ、時間を有効活用することができるようになりました。

※写真はイメージです。

家の中なのでラフな服装で、ペットとともに仕事をすることもできます。

テレワークをよく行っているほかの職員にも話を聞いてみました。
・作業に集中できる!
・保育園や学校がお休みになっても、こどもと自宅にいながら仕事ができる!
・通勤がないので、保育園のお迎えに間に合う!
・お昼休みに洗濯などの家事ができる!

など、子育て世代の職員からも、働きやすくなったとうれしい声を聞くことができました。

このように、システムやネットワークの整備を行うことによって、職員が働きやすい環境を作る手助けをしています。

窓口業務や個人情報を取り扱う業務など、できないものについても実現できるようにしていくことが課題です。

デジタル技術はめまぐるしく進歩しており、日々苦手な勉強の毎日ですが、これからも職員の働く環境を改善していきます!


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