ぼくの歩み ~ デジタル行政推進リーダーとしての2年間 ~

こんにちは!
デジタル推進リーダー 1期生の ワタナベ です。
約2年前、無事に研修を終え、デジタル行政推進リーダーとしての歩みを始めたワタクシですが、どのような取り組みをしてきたか、紹介します。


RPA や PowerApps ってなんぞや!!!
という方はこちらでやんわりと説明していますので、ぜひご覧ください。
そして、♡をクリックして頂けると筆者がシッポを振ってよろこびます。

デジタル行政推進リーダーとは

以前の記事で紹介しているので、こちらをご覧ください。

市役所内の【組織の課題を解決し、DX推進を担う人材】がデジタル行政推進リーダーなのですが、まだまだ具体的には、どのような職責を担うかは、現状漠然としています。(※所管課の悪口ではありません笑)
ですので、自分なりにDXを推進し、業務改善が進んだらいいなーって思いを胸に取り組んできたことが以下のとおりです。

RPAの作成/普及活動

市役所の業務の中には、
申請書をExcelに転記して~、ああしてこうして~
っていう業務が多々あります。
ですが、私みたいなズボラな人間は、よく転記ミスやらたくさんミスをしてしまいます(この悩み、私だけじゃないはず!!!!)

そんなお悩みをお持ちの方にぜひ紹介したいのが RPAくん
RPAくんはお願いした作業を 正確かつ、疲れ知らずに 私みたいなズボラくんの代わりに作業してくれます。

これだけを聞くと、なぜもっと導入されないのか、不思議に思いませんか?
私見ですが、導入されないのは以下の理由があるからだと考えてます。

・日々の業務に追われている
・RPA=プログラミング=ExcelのVBA → 難しいという先入観
・来年度担当は自分じゃないし、難しいなら今回は力業すればいっかという精神

これら問題(負のスパイラル)解消に向けて、
まず、”RPAプログラム作成はハードルが低い”ことを体験してもらうため
ハンズオン研修を課内で実施しました。

研修受講者の声
・ファイルの転記などのパターンを覚えればいろんな業務に応用できそう!
・ExcelのVBAよりめっちゃ簡単っすね!

その結果、自力でRPAを作成できる職員が数名誕生しました。

今後、
・簡単だからちょちょいとRPA作成しちゃおう精神
・職員が各々の業務をRPAなどの手法で業務改善
・自分の業務に余裕が出来たから、他の業務改善へ取り組む
好循環を生み、市役所全体の業務改善を進めていけたらいいなーと思います。

アプリ作成(PowerApps)

私が担当する業務の中に、事業者への立入業務があります。
その業務に関するアプリを作成したことも合わせて紹介します。

以前の業務フローはこんな流れでした。

”法律上の基準を満たした維持管理をしているか"
”事業所のレイアウトが申請書と相違ないか” などなど
各事業者に対して、1回/年以上実施しています。

そこで、
”過去の指導履歴検索” ”現場での報告書入力” の機能を持つアプリを作成しました。

アプリTOP画面

その結果、このような業務フローになりました。

上→従来 下→アプリ作成後

現場で記入していたメモをそのまま報告書に使用できるようになり、
以前は、”現場でメモ”→”立入後PCに入力”と二回作業していたものが、
”現場での入力”のみと業務が簡素化されました。
(現場でたくさん歩いたあとにPC入力つらかったんだよなあー笑)

また、指導履歴の検索機能を搭載したことで
今まで口伝がメインだった指導のノウハウ継承が容易になりました。

想定してなかった効果として、
現場にPCを持っていけるようになったことで、
現場で解決ができないことが減ったというメリットも生じました。

最後に

大きなことをしようとすると
通常業務との兼ね合いでなかなか業務改善は進みませんが
ちっちゃいことをコツコツとすることで
少しずつ時間に余裕を作っていくことが可能です。

まだまだ非力ですが、
これからもデジタル行政推進リーダーとして市役所のDX推進の一助となれるよう意識して業務をしていきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

作成したアプリを使う筆者